RYZEN 3900Xでレンダリング激早に!CG制作にRADEONⅦは使えるのか?

機材研究部

久しぶりの更新です。

なんか相変わらずあんまり暇が取れないため(逆に10月以降は超暇かもしれません。。。(;’∀’))

ブログは一旦放置して空いている時間を動画に割り当ててました。試行錯誤の結果、ブログでしかできないことが減ったというのもありますが、動画の補完という立ち位置になるかなーと思ってます。

初期に比べると動画制作もかなり慣れてきました。音も声質も初期に比べればマシになったかと思いますので、よければ闇魔研究所ようつべチャンネルも覗いてもらえると嬉しいです!

 

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RYZEN3900Xがゲットできたので自作してみました

それで本題はPC関連です。8月の上旬にPCを一新しました。

Ryzen9 3900X売ってないので召喚してみた
【3900X】AMD最強PCをつくる!【RADEONⅦ】

この辺の謎の動画たちの通り、発狂して気づいたらPCが一台組みあがっていました。

いやぁ召喚魔法って便利ですね!!(血涙

 

OSWindows10 pro23281円
CPU RYZEN9 3900X65000円
冷却 KRAKEN X6217000円
マザーX570 AROUS MASTERS48880円
GPURADEONⅦ79800円
電源SSR850FX18860円
ケース Define S2 Vision RGB36980円
システムCSSD-M2B1TPG3VNF Gen4 29980円
ストレージ1シリコンパワー SSD Gen3 2TB40198円
ストレージ2シリコンパワー SSD Gen3 2TB14800円
メモリ PATRIOT DDR4 32016G×438000円
ライザーケーブル  3199円

AMD最強マシンを目指しました。

CG制作、映像制作特化です。ゲームはドラクエ10(ver5から復帰すると思ふ!)HOi4とかステラリスくらいとCG作るのにリアルな3DCGのゲームにあまり興味がないという特性があります。

 

総額40万円です。AMDといったら赤!・・なんですが、個人的には緑と黒の印象がありますので、緑と黒でシンプルなイルミネーションです。ただ光がちょっとダサいかな。ファン全体が光るタイプじゃなくて周辺が光るものに変えたくなってきましたw

光らせるのは以外と楽しかったです

このブログで以前書いた欲しいCPUはRyzen 3950Xで自作か、さらに待ってスレッドリッパーまで待とうか・・という計画だったんですが、レンダリングが必要な仕事が急に増えて、これが物凄いストレスとなってしまいました。

レンダリングといえば今ではかなり普通に使われる言葉になりました。premiereだったり動画編集ソフトでもおなじみの言葉です。まぁひとつの動画につき、10分とか20分とか掛かるわけです。

ただCGはそうはいかない事情があります。もちろん個人でできる範囲なので、動画の場合ハリウッドレベルの綺麗さが再現できるわけもありませんが、それでも一枚の静止画をレンダリングするのに、重いものになると数十分掛かります。 ただこれはあくまでも静止画なので、例えば1秒間では24枚の静止画が流れる必要があります。パラパラ漫画と同じです。そうすると、なんと1秒の動画の動画をつくるのに240分かかることになります。

 

これが1分の動画を要求されると・・・考えただけでも恐ろしい。

それは少々極論にしても、どう考えてみ現有戦力のRyzen1700Xとi7 7700では不足です。

ちなみにクラウドを利用したレンダリングという手もありますが、個人が行えるCGの仕事で手を出すとただでさえ少ない単価がさらに下がることになりますので、あまり頼りたくはありません。

ずっとほしい欲しい思ってたんですが、急遽自作せざるを得ませんでした(;’∀’)

口実を得た訳ではアリマセン。。。

 

ちなみに動作検証しながら仕事用のレンダリングに回すという荒業もやってのけてました。。。

チェリャビンスクの戦車工場から直接スターリングラードに出撃するみたいな感じです。

同志スターリン
同志スターリン

うむ

RYZEN3900Xがなければマジで納期に間に合わなかったかもしれません。ギャラがだいたいPCに消えましたが、まぁしゃあない。。。

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PCのコンセプト

正直、仕事もYouTubeもまったく同じPCの能力が要求されます。CPUの能力もグラボの能力も超重要です。

今回の仕事はArnoldレンダラーを使いましたが、グラボでのレンダリングには完全に対応していないので、CPUレンダリングに頼ることになります。RYZEN 1700Xに比べてどれだけ高速化されたのか?といえばシネベンチだとだいたい2倍程度です。

3900X →3100程度 1700X→ 1500程度

 

ただ、自分でつくったCG背景でArnoldでレンダリングしたところ、さらなる劇的な改善がありました。

RYZEN 1700X  13分29秒

RYZEN 9 3900X 5分12秒

Ryzen 3900Xが5分。1700Xが13分です。

2.5倍・・とまではいきませんが、シネベンチと比較してもより高速になりました。

早すぎる!!!

ただ、驚きはしたんですが、どうやらうちのRYZEN1700Xの動作がおかしいこともわかりました。定格のシネベンチ以外は定格の3.4Ghzは出せず、3.2Ghzあたりで止まるという有様です。クロックを固定するとゲームは問題ないんですが、レンダリングに使い始める数分でPCが落ちてしまうという謎現象が起こりました。発熱も75度程度と大したことないんですが、さすがに作業にならないのでクロック固定するという業も使えませんでした。

原因はわかりませんが、購入当初からオーバークロック耐性が皆無だったので、CPUがはずれ石だったのかあるいは不調か、マザボも最廉価の繋ぎとして購入したものを2年以上酷使していたため、そのあたりに何か原因があるのかなと思ったりしました。

さてそんな旧メインPCと比較にならないくらい高速化されたRyzen 9 3900Xです。大満足!!

・・・・いや、すでにまた違う欲求がっ・・。

もっともっと早くなってほしいんです!! 

個人や少人数でこなすには重めな案件が続いたということもあり、これでもまだ不安だったりします・・。重たすぎるレンダリング地獄で完全に精神をやられました・・・。

RYZEN 9 3900Xの長所と欠点

月並みすぎる表現ですが革命的なCPUです。

3DCGもAdobe製品も、あらゆる点でレスポンスが上がりました。ゲームはもちろんですが、もっとも恩恵を受けるのは間違いなくワークステーション関連、特にCG関連だと思います。

本格的にCGはじめるなら、がんばって3900X買っちゃえと言いたくなるほど優れた性能を誇ります。

ただ欠点もありまして、発熱はいかんともしがたい状態です。CPUクーラーは三連ファンで、グリスは熊グリス。冷却性能に不足はありませんが、24時間レンダリングでしばくと78℃程度にはなります。ファン全回転だとうるさすぎて眠れないので、しばらく催眠薬飲んで寝るという状況にもなったんですが、さすがにまずいと思ったのでファンをコントロールして、回転数を半分にしました。

結果、温度は最大81℃になりました。ただ寝られないよりはマシなのでしょうがないです。CPUの耐久温度は95℃までいけたと思うので、気にしないでおきます。

クラーケンのクーラーには元々グリスが付いているので特に購入する必要はないですが、熊グリスに変えたところ2~3度くらい下がりました。

あんまり変わらない・・・。

思わぬダークホースRADEONⅦ

今回の自作PCのコンセプトは次世代純粋AMDマシンということで、グラボはAMD最強のRADEONⅦを使いました。

デザインがカッコイイというのもありますし、Nvdiaは謎の半導体メーカーすぎて嫌だったのでRADEONに・・・というのは置いといて、VRAM16GBというのが魅力すぎました。

VRAM16Gはワークステーション用として活躍できる!

VRAM16Gなんて使うゲームはありませんが、MAYAとAEもpremiereもとにかくVRAMバカ喰いです。

8GBで足りないというわけではありませんが、普通に上限の8GBに突入することがあります。

AEについてはVRAMを特に消耗しますね。ちょっとこの現象の再現ができないのですが、複数のプラグインを使ってプレビューしようとしたエラーですもっともっとVRAMが欲しかったんです!

(ちなみにメインメモリは64GBですが、これ足りてないかもしれません。普通に90%以上使う大飯喰らいすぎるのがAEです。)

それでRADEON7に切り替えてから、こういった問題は一切なくなりました。さすが16Gです。

普通に作業しているとわりとこうなります。

もう8Gには戻れません!

売れば売るほど赤字になるとウワサされるレイディオンセブン。このグラボは伊達じゃないです。

HBCCによりVRAMを無尽蔵に増やせます

あとはRADEONの謎技術でメインメモリをVRAMとして認識させるということも可能です。これでVRAM24Gの100万円のグラボ、Quadroとメモリの容量では並ぶというチート機能もあったりします。

HBCC機能。メインメモリもVRAMとして認識させるという技術です。

VRAM 32GBです!!

どこで使うのか・・・?さすがに謎です。

ENQR6000-24GER (NVIDIA Quadro RTX 6000)
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メモリの数だけは70万円のワークステーション用 Quadro RTX6000越えです!

性能でも匹敵!・・・というのはさすがに言い過ぎですが、RADEONはコスパ最強のワークステーションGPUだと思います。

Geforseよりも描画が圧倒的に綺麗・・・だった!?

まだ長所があります。いや、ありました・・というのが表現として正しいのですが。

つい最近までこの優位性は大きかったので一応書いておきます。

よく論争にRADEONかGeForceどちらが画質が綺麗か?という問題があるんですが、これはもうRADEONの勝ちです。なぜならRADEONはディスプレイの10bit表示が可能だからです。

RTX2080のPhotoshop画面の写真をとりました

RADEONⅦのPhotoshop画面です。

非常にわかりづらいですが、RADEONⅦは綺麗です。半年前まではQuadroユーザーだったので、GeForceに切り替えて一番嫌だったのはこの8bit表示。Photoshopの作業もかなりありますが、やっぱり10bitで慣れるとグラデーションの汚さに嫌気がしてきます。

10bit表示ができるRADEONⅦは非常にグラデーションが綺麗です。これは素晴らしい!

・・・と絶賛したんですが、RTXシリーズも10bit表示に対応したみたいです。

NVIDIA Studio – 想像力に並ぶスピードで作品を制作
NVIDIA Studio にようこそ。待ち時間が短縮されて想像と試行の可能性が広がります。

NVIDIA studioを導入すれば10bit表示が可能です。2D系の作業をする方はぜひ入れてみてください。Photoshop側の設定をしっかりしてくれれば、綺麗なグラデが描けます!!

とはいえ・・。

 

RADEONⅦ、今年のベストバイといっても過言ではないです!

ただMAYAはNVIDIAと忖度しているのかわかりませんが、ゲーム系RADEONは推奨グラボではないんですよね。

ワークステーション用のRADEON PROが動作推奨で、RADEONⅦはそれに含まれません。またRADEONでCGをする人はあまりにも希少人種すぎてほとんど情報もないので、動作についてはマジで博打でした。

そしてMAYA2019.0はまったく動きませんでした。

やべぇ・・これ買ったばかりの産業廃棄物だと思いましたが、MAYA2019.2に更新したところ大幅に動作が改善しました。adobe製品も同様ですが、バージョンがかわりたてのバージョンをすぐに使うのは危険ですね。AMD製品なんて猶更だと思いました。

新しいバージョンが出ても、半年くらい我慢する根気が必要かもしれません。

 

新しいバージョンが出ても、半年くらい我慢する根気が必要かもしれません。

 

大事なことなので二度言いました。

 

ドライバの安定性はダメダメです

これが真のブルースクリーンです!!

ちなみにAdobe製品にRADEONⅦが認識されないという事態に陥りました。

RADEONのドライバインストール→Adobe製品のインストールでは正しく認識されない事があるみたいです。

逆というのも辛いので、もしRADEONⅦが出ない場合はドライバ再インストールが必要です。

 

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CGにおけるOpenCLオワコン説

大満足すぎるRyzen3900XとRADEONⅦでしたが、致命的とも言える欠点が判明してしまいました。

主要のレンダラーのArnoldはRADEONのopenCLに対応していませんでした。

NVDIA→CUDA
RADEON→OpenCL

マジか・・・!頭を抱えました。 

もうひとつの主要レンダラーのVRAYもopenCLのサポートを終了するようです。

GPUレンダリングはCPUレンダリングよりもとても高速です。

GPUレンダリング 2分47秒

普通にRYZEN 3900Xよりも早い結果で出てしまいました。

えっ・・・

ただ、ArnoldのGPUレンダリングはまだβ版です。正直実用するのは難しいですね・・。途中経過の確認なら最強ですが。

GPUレンダリング

CPUレンダリング

光沢みたいな部分がGPUだと粗い・・。CPUレンダリングの方が綺麗というのは明らかです。

ただ将来性を見ると、GPUレンダリングに対応していないというのは痛撃です。

Open CLに対応しないのは本当に残念すぎ・・・。

それならMAYAのRADEON PROを動作推奨GPUから外してほしいです。

ただ光明としてはREDEON PROレンダーというAMD製のレンダラーがあります。もうソフトもAMDに身を預けるという信者の鏡ともいえる行為。

https://www.amd.com/ja/technologies/radeon-prorender

ちょっと試してみましたが、思ったよりも使いやすいという印象。ただ、できることがやっぱり少ない・・・。

乗り換えたいけど、ちょっとキツイかも。

さらに悲しいことにレンダリング時間はRADEONⅦよりもRTX2070の方が早いという情報も。RADEON専用とみせかけつつ、普通にRTXに負けてるのは悲しい気持ちになってきます。

ここにきて、blenderにはじめて興味がわいてきました。GPUレンダリングがデフォルトでお金もかからないし、ただでさえハードに金を持っていかれまくる状況ではblenderが最高の選択肢であることはもう明らかです。

ただ、あまりにも独特な操作感で今まで3.4回挫折してます。一度慣れたCGソフトから移行するには本当に操作が難しいアプリケーションだと個人的には思いますが、操作感をMAYAに近づけられるようなのでワンチャンあるかな・・(*‘ω‘ *)

RADEONⅦは最強のドラクエ10グラボです!!

 

FF15

AMDウルトラハイエンドにも関わらず「普通」

RADEONにはキツイゲームみたいです。

DQ10

ちゃんとベンチ回したかったので直撮り。

スコア22465!サイトにもよりますが、RTX2080 ti(15万円)のスコアが22000~23000程度だったので、RADEONは環境によってはRTX2080tiよりもスコアが高いことに!

RADEONⅦは7万円でたたき売りされていた時もありました。ドラクエ10するならRADEONⅦですよっ!

 

ただ最近は9万円近くまで値上がりしているので、少しコスパは悪くなったかなあ・・・。

ちなみに音は少しうるさい程度でケースに入れればそこまで気になりませんでした。

作業環境は劇的に改善はしました

GPUレンダリングは痛撃がすぎますが、まぁ早々長大なレンダリング時間が必要な仕事はなさそうですし、とりあえず我慢できなくはないです。

なにより作業環境は驚くべき程に改善しました。CPUやGPUのほかに、システムドライブをM.2のGen4に切り替えて、ハードディスクが壊れた反省から全てのドライブもM.2に切り替えました。

この結果、重い動画素材が非常に高速に読み込むことができ、今までのSSD+HDDの環境とは比べ物にならないほど快適な環境になりました。もうこの仕事嫌になりかけていたんですが、あと数年は頑張れるかなとモチベも回復しました。

発見としてはYouTubeとCG制作ってあんまり共通点ないよなーとか思ってたんですが、傾向としてはまったく同じスペックのPCの性能が求められることがわかりました。

YouTubeのためにお金を掛けることが、リアル仕事の効率化にも繋がるのは良い傾向だと思いましたが、まぁ効率化のために犠牲にする金は半端ないですけど。。。マジで貯金が減った。

 

 

最後に・・・

スリッパとRTX TAITANが欲しいです!

RYZEN3900Xのおかげで、はじめて自作PCが楽しいと思えました。

めんどくせーとしか思わなかったですからね。今まで。

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