ちょっとネガティブなタイトルがついていますが、今日は久しぶりにMMORPGについて語りたいと思います!
ドラクエ10はサービス開始から既に7年目へ突入。。
三大MMORPGと叫ばれてかなりの年月が経ったけど・・顔ぶれ、全然変わっていない!?
そんな日本のMMORPGの現状を踏まえながら語っていきます!(`・ω・´)ゞ
スポンサーリンク
既に終わっていたMMORPG?
いきなり出オチになってしまいましたが、日本のMMORPGは既に終わっているようです。
今、国内で人を集められているゲームはドラクエ10とFF14くらいです。PSO2は一旦置いといても、この構図、2013年あたりからほぼ変わっていません。
ただもう一点付け加えておくと、FF11とかROの時代もわりと似た状況で、ようは一個のゲームが流行ったらそれがわりと長く続くのがMMORPGというゲームの特徴だったりします。
MMOはゲームタイトルというか世代によって分けられることが多く、国内では第一世代としてFF11やRO。第二世代としてFF14やDQ10といった具合に一定の周期が存在します。
もちろん、この周期の期間でもある程度流行るMMORPGはあります。
例えば黒い砂漠は新規IPに関わらず善戦していますが、やはりマニア路線からは抜け出していないようです。
次世代MMORPGの期待の新星(一瞬)といわれたTOSの現状はまもなく16周年のMMORPGであるROにすら接続数で負けるレベルで停滞。
数十億円掛けたぜ!というのが謳い文句だったBLESS オンラインは、新規をシパくという一番やってはいけない悪手を繰り返した結果、生まれた瞬間終わりを迎えるという悲惨な状態のようです。
▲サービス開始以降、確率を絞るという”逆緩和”を行った結果新規が永久に追いつかず、停滞することになってしまったBLESSオンライン
こんな感じで、ある程度の人を集められるMMORPGは存在するにはしますが、今もって国内ではFF14、DQ10が強い事に変わりはありません。
ブランド力が大正義であると同時に、たかが二、三個の作品で潜在的なプレイヤーをほぼ取られてしまうのがMMORPG人口の少なさでもあり、この構図もFF11やROの時代からさほど変わっていないようです。
国内ではドラクエ10の強さはまだまだ続く!(相対的な意味で)
スポンサーリンク
FF14とPSO2の今
新しいタイトルはプレイヤー人口というパイを奪う事ができませんでしたが、実際問題三大MMORPGといまだに言われることも多く、DQ10、FF14、PSO2の状況をみていこうと思います。
それで先ほど、国内三大MMORPGと書いたのですが、少し怪しくなってきたゲームがあります。
画像出展 PSO2
PSO2・・・心配です!
好評だったメインストーリーを”みなしクリア”状態に短縮したり、ジョブのバランスが崩壊してしまった事が影響しEP5は大不評。
酒井Pが「ネット上では文句が多いけど実際に会うプレイヤーからは励ましの声が大きい」などと「文句」という使った結果、大炎上する事態にもなったそうです。
一見大した失言でもないような気がしますが、この炎上はたまりにたまった不満を噴出させるキッカケになってしまったもので一連のEP5ショックがいかに大きなものだったのか察しがつきます。
・・・・大丈夫か!?
次にFF14はどうでしょうか。数字的な話になると、DQ10と一緒に考えるしかなくなるのですが、ヒントとなるのは日経にあった記事くらいでしょうか。
そこにあったのは「FF14が停滞」という言葉らしく。いろいろと憶測が行われていたようです。
結論を言ってしまえば、MMORPG事業の売り上げ高は堅調だといえ、停滞しているのは拡張が出なかった事の影響ただひとつではないかと思います。
このグラフだと2018年1期から下がりっぱなしでMMORPG事業は退潮傾向とみられても仕方がありません・・・が、もう少し長い期間で見てみましょう。
これはこのブログで適当に書き足したものなので公式ではありませんが、全期間で見れば2019年期の売上高は拡張がでなかった2017年と比較して10億円程度高いですし、MMORPG事業の弱点である拡張が出ない年の売上としてみれば過去最高です。
これは年月が経過しても新規を入れる事に成功している証拠です。
ただユーザーリテンションのためのCMでのテコ入れなどが影響してか、今季に限り、利益は減少した事は確かですね。
以上を考えるとスクエニのMMO事業は堅調です。FF14も同様に堅調。
DQ10は・・まぁこれは憶測になりますがプロデューサーの出す本にも背表紙「十数万」という数字がありますので、そう悪くはないのではないかと思います。
スクエニのMMORPG事業は会社全体から見ればそこまで大きくありませんが、貴重な安定した事業といえるのではないでしょうか。
既存IP以外勝ち残れない時代からの未来予想!?
ということで、2013年~2018年のMMORPG全体のすう勢と三大MMORPGの現状を独断と偏見で分析していきましたが、結論としては1年くらい前にこのブログで書いたものとほぼ同じものになります。
つまり、MMORPGでは新規IPが成功するのはほぼ不可能であり、既存IPも、それもビッグタイトルでないと維持することすら難しいという事です。
MMORPGは豊富な資金、豊富な人員、巨大なブランド力、そして既存の大手MMORPGが廃れた時期をうまく突いて、はじめて成功することができるという、とんでもなく新規参入がしづらいゲームジャンルになってしまいました。
こういった既存IPで強いという現象は既にソシャゲにも明確に表れていますが、このあたりの話はまた後日に。
(一部加筆)
・・・とここまでは以前書いてきた事になりますので、今回は次に流行るMMORPGはどういった形になるのか、予想というより妄想の類ではありますがいくつか書いていきます。
例えばUnityやアンリアルといったゲームエンジンは少人数での開発を可能とする画期的なツールのひとつなのですが、unityではMMORPG専用のアセット(MMORPGツクール的な)ものが販売されています。

こういったツールに加えて守備範囲外の部分、例えばUI作るのがめんどかったら2D部分は購入!なんて事もできます。
KenshiというゲームはMMOではありませんが、多くの部分を個人で制作したオーブンワールドなゲームで、ウルティマオンラインといった古風なMMORPGにも似たゲーム性を持っています。
次にMMORPGが流行るとしたらUnityやアンリエルエンジンを使用することで徹底的に人員を削ることで、少人数で中くらいのパイを得るようなやり方か、或いは大規模な人的リソースいを用意しつつも、こういったゲームエンジンを使って、コンテンツなどを追加しやすいゲームにデザインしていくか・・・など、いくつか考えられます。
今のドラクエ10ってコンテンツを追加するのに苦慮しているっぽいですしね。
確かにMMORPGの現状はたいして変わっておらず、今の世代のMMOも緩やかに衰退しています。
しかし、ドラクエ10がリリースした2012年より、ゲームを作るという環境はとんでもなく身近なものへ変わっていったのです。

3Dプリンタでドラクエのフィギュアつくってます!よろしければこちらの記事もご覧ください♪



