という事で先日、台湾製3Dプリンター「Phrozen Shuffle」の設置編の記事をお送りしましたが、今回は造形編といきましょう。
設置、テスト造形編はこちら。

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もはや何のブログなんだか分からないとかそういうのじゃない!
このブログはそうゆうブログなんだよ!!
↑実験大好きっ子(セミ
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アイリちゃんをつくる!
まぁ前回ちょい出しといいつつ、一番分かりやすい画像を載せてしまって開始早々冗長感が漂っていますので、とりあえずアイリちゃんの画像を見て仕切りなおしといきましょう。
ふぅ・・。これでだいぶこのブログも浄化されたのではないでしょうか。
さて。
なんでこの時期にアイリなんだ?というツッコミもありそうですが、それはザンクさんを作ったんならアイリさんも作らなきゃいけないだろ!というわりと単純な点が理由になります。
本題ではありませんので、データ作成編は軽く流します。
ベースモデルです。
これにディティールを加えて・・・。
ポージングをしていきます。アイリちゃんといったら、この本を持つポーズかパンを持つのかどちらかですよね。
今回は本のディティールも3Dプリンタでどれくらい出るか確認したかったので、このポーズに決めました。
後はプリントしやすいように、それぞれのパーツを切り分けていきます。
これをやらなくてもできるっちゃできるんですが、塗装が困難になります。。。(;’∀’)
このあたりの作業手順はザンクさんの時にも書いたので割愛しちゃいました。
これにて、一応完成です!
3Dプリンタ用データに変換!
次に3Dプリンターでプリントするためのデータ変換を行う必要があります。
規模の大きいメーカーの3Dプリンタですと、自社製変換ソフトなどが付いてくるのですが、このプリンタにはありませんので、フリーソフトでサポート材と呼ばれる棒状のものを大量に自動配置します。
ただ、このフリーソフト、あまり使い勝手がよくないですね。。。。(´・ω・`)
自動でしてくれるのは有難いけど操作感は×
とはいえ無料なのでそこは有難い点になります。
慣れればまぁなんとか。
後はレジンの登場。これは一緒に注文した光硬化レジンになります。
ちなみにこれ一本で3500円します。
この3500円という値段が高いのか安いのか、どう反応していいか分かりづらい値段なのですが、かなり安いです。
光造形3Dプリンタで使うレジンボトルは5000円~6000円が相場ですので、安価といって差し支えありません。
しかもこの3Dプリンター用に調合されたものなので、もちろん公式のお墨付き。
しかし、欠点を言うならば台湾からの輸送料が7000円掛かるというわりと致命的な問題点があります(´;ω;`)
ランニングコストが上がるのはブログの赤字拡大間違いなしの大問題
半分くらいを限度にいれるようです。
光造形3Dプリンターでは、「使用した後のレジンは2日~3日程度放置してもいいけど、それ過ぎたらなるべく別容器に移して保存したほうがいいんじゃね?」と言われているのですが、
台湾のメーカーに問い合わせたところ、「蓋すれば1週間~2週間はまぁ大丈夫だと思うよ!」と言われました。
1週間と2週間ってだいぶ違うような気がしますが、まぁ一応管理が楽なようです。
そして3時間後っ・・・!!
ちょっと写真曲がってますが(レジンの一連の作業中本当に写真撮りづらいんですよね。。。)
顔と腕が謎の金属部分に張り付いているのがわかります!
造形失敗!! その理由とは・・?
これが・・・Phrozen Shuffleの実力だぁぁぁぁぁ!!!!
あ・・
頭がっ・・・・!!!!
てっぺんがとれてるっ・・!!
実は問題はデータにありました。
ここの部分に黄色で表示されたサポート材がありません。
こうなってしまうと造形物を作ることができない上、無理にデータを作ろうとした結果、レジンの海のゴミを放出する可能性を高めます。
サポート材、ほんと重要
そしてもう一点・・・
あ…足が・・足があああああああああ!!!!!!!
ここの問題点はこのサポート材の密度の無さでした。
前回のキュルルでは失敗を恐れてサポート材の密度を増やした上に強度も上げたのですが、今回はレジンの節約も併せてサポート材を少なめに出しました。
ところが、それが災いしてプリント中にサポート材と本体が離れてしまったようです。
レジンをあまりケチりすぎるのも問題
軽く失敗をふまえて再プリント!
この配置とサポート材ならば失敗はないでしょう。
めちゃめちゃぬめってますが・・・。
これは失敗ではなくて洗浄すれば形が見えてきます。
洗浄にはエタノール等を使います。ただ物凄い料を消費するので、リットル単位で購入したほうが良さそうですね。
あと物は試しで押し入れの肥やしになっていた超音波洗浄機を使ってみたりしました。
効果は・・・・微妙でした!!(´・ω・`)
まだまだ洗浄については研究が必要
ほとんど実際のフィギュアと同じようなツルッツル感・・・。
この精度、本当に素晴らしいっ!
細かい形状の場合、サポート材を切除する前にUV硬化した方が良いと思います・・(;´∀`)
無理にサポート材を取ろうとしたところ、指と髪の毛の先端がもげました。
レジンはものすごく柔らかいので慣れないうちは洗浄した後硬化した方が良いかも?
これが・・・Phrozen Shuffleの精度だっ!!
スカート
従来の3Dプリンタだと、薄い部分はガタガタになってしまっています。
それに対して圧倒的に綺麗なshuffleさん。
顔
顔は前回お見せした通りです。
これも雲泥の差といって差し支えないと思います。特に髪の毛のディティールは半端ないレベルです。(ちなみに無理に動かしたところ欠けてしまったところがちょっとあります。最初にUV硬化したほうが安全!)
胴体
えっと右側は塗装しようと用意した肌色がついちゃってますが気にしないでください。
この精度ならばペーパー掛けすら必要ないレベルです。
もうちょっと拡大していきましょう。
中央のお花のマークの部分が完璧にプリントされているのと、層がほとんど目立たないのが分かります。
おまけでアイリちゃんに持たせる本です。周りにレジンの破片や液が散らかっていますが気にしないでください。
まぁこのディティールはさすがにっ・・・・・・・。
なんとっ・・・こちらも完璧なディティールです!!
まとめShuffleは素晴らしい未来ガジェット!
まぁ、昔自分オリジナルの戦車のプラモが欲しいなーとか、フィギュア欲しいなーとかいろいろ妄想していた時期があったのですが、それがほぼ叶ってしまったなというのが正直な感想です・・(;’∀’)
ここまで精度が高いと、やっぱりアレ・・・。
メカ作りたいよねっ!!
ウルベア帝国のアレとかつくりたいよね!
とかいろいろ妄想だけは先走るのですが、ドラクエ10TVの時間もほぼ打ち合わせと仕事してましたよ的なスケジュール状態なので、もうちょっとめさしゅみさんが暇になるまで気長に待って頂ければと思います(´・ω・`)
頑張ってお金稼がないとレジンも買えないからな・・・(´・ω・`)
未来ガジェットには金がかかるぜっ・・・
フゥーハッハッハッハ!!
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