燃え尽きた・・・
今週もわりと暇なので時間もあるにはあるんですが、気力が出ず床ペロ状態で1日が経過していました(;´・ω・)
そしてドラクエ10もトラシュカもある程度しちゃったし、ゲーム内でやりたい事もさほどないので・・・
音楽を聴こう!
ドラクエのすぎやん先生指揮のコンサートは毎回チケットをゲットするのが難しくていまだに行けずじまいです。
今回もザンネンながら会場にはいけませんでしたが、最近はネット配信もされる良い時代になりました。
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期限ギリギリでタイムシフトで視聴!
しかし!
ニコニコ動画で購入していたチケットも購入しておいて視聴していないというド忘れをしていました(てへ
既にネットチケットの販売も終了していますが、タイムシフト視聴はギリギリセーフで見れるとのこと!
あぶねぇ(;´・ω・)
ただ、やっぱりなぁ会場に行きたかったなあ・・・ネットでの視聴も音質はとても良いんですが、なぜか今回に限っていかんせんプチプチとノイズがけっこう入る。。。
まぁ・・とはいえ、演奏はとても良かったです!!
おなじみのネタですが
すぎやん「レベル87になりました!」
というセリフに笑っちゃいました。
月並みな感想になってしまいますが、ドラクエ11の音楽で一番好きなのは愛のこもれ日。
セーニャやベロニカの特徴的なシーンで強烈な印象を残すとても澄んだ曲です。
画像出典 ドラクエ11
あたり前ではありますが、オーケストラ版はやはり迫力が段違い。
ゲーム中で聴いたイメージはそのままに、二味くらい違うものを聴かせてもらいました(*´ω`*)
ちなみにこの演奏会で一昨年取りあげたのは、ドラクエ10のver2、ver3の新曲でしたけど、こちらも、やはりシンセ音楽とは比較にならないほどの重厚感がある曲でした。
正直なところ、ドラクエ10の新曲はあまり評判が良くない曲もありますが、オーケストラになれば印象が大きく変わる曲もあります。
ゲーム内で実装はよ
ドラクエ11は過去作へ当然リスペクトがたくさんある作品ですので、コンサートにすると過去曲やそのアレンジも聴けるというお得な構成でした。
・・・・そして迎える大団円。
こういうコンサートの良いところは、一度ゲームをクリアしたかのような充実感がある事ですよね。
ネットチケットでも買っといて良かったと思いました。
来年はドラクエ10ver4の新曲が来たり!?
ということで・・・。
ここからはわりとクラシック好きなめさしゅみさん(好きになるキッカケ ブラボーミュージック、銀英伝)がひたすら語ります!
クラシック音楽を語る!
ドラクエのCDは交響組曲と題して販売されますが、交響組曲という名称はその名前に偽りはなく、物凄いクラシック音楽的だなぁと思いました。
実際のクラシック音楽・・11繋がりで言えばたとえば・・
ショスタコーヴィチ 通称タコ。
ショスタコーヴィチの交響曲第11番をみていきましょう☭
大作曲家は第9交響曲が遺作になることが多いというジンクスがあり、11番といったらこれしか思いだせませんでした(;’∀’)
ちなみに、めちゃめちゃカッコイイ交響曲です!
この曲は1905年のロシア革命に関連する血の日曜日事件を音楽で描いた、いろんな意味で超真っ赤っかな1時間の楽曲で・・。
第一楽章「宮殿前」
第2楽章「1月9日」 戦艦ポチョムキンでわりとメジャー
第3楽章「永遠の記憶」
第4楽章「警鐘」
こんな感じで一曲で丁寧に起承転結なストーリーを描いてます。
そう考えると、RPGのストーリーにも旅立ちがあり、強敵とのバトルがあり、挫折があり、そして伝説へ・・。
それをまとめた交響組曲はゲーム音楽だからなんだろうと実際のクラシックの交響曲や交響組曲と構造がとても良く似ています。
以前にも少し語った事はあったのですが、このショスタコーヴィチという作曲家とドラクエのオーケストラ音楽は共通している事があります。
それはわかりやすい曲という点です。
近年のクラシック音楽界隈、ここでは第二次世界大戦以降の西側のクラシック音楽を指しますがTHE厨二病的なギョーカイになってしまいました。
「あえて聴きづらい曲でつくってみたww」とか、「音楽流さないのが本当の音楽!(キリッ」みたいな厨二病が蔓延した結果、わけわからんクラシック音楽が多く作られてしまったのです。
これを現代音楽とも言ったりしますが、そんな中・・・。
意外なことに、一番クラシック音楽めいたものを作っていたのが当時のショスタコ先生であり、ソ連でした。
変わった音楽をつくると「ブルジョワ的だ!西側のスパイ!形式主義!」と指を刺され、ガチでシベリア行きになる危険性があったので冒険することがなかなか出来なかったのです。
スターリン「飛行機乗るの怖いお・・・ せや!飛行機の技術者をシベリアに送ればいいんや!(はぁと」
というレベルMaxで怖いおじさんが居たし・・さすがに、ねぇ?※このエピソードは諸説あります
ただその強烈な縛りの結果、当時の西側の厨二的な流行りに乗ることもなく、ショスタコーヴィチ先生は20世紀を代表する交響曲作曲家として西側でも知られることになりました。
一方やすぎやん先生は自由な現代日本で歌謡曲や従来のクラシック音楽をリスペクトしながらわかりやすい曲をつくり続けました。
かたやソ連のクラシック。かたや日本のゲーム音楽。あまりにも違いすぎるジャンルであるのにも関わらず、結果的に二人ともわかりやすい”交響曲”を作っていたのは歴史の皮肉というか、面白い現象ですよね。
ここでいったん話は変わりますが、一時期ドラクエ界隈だけでなく、世間を騒がせた事として性的少数者に対して侮蔑するかのような発言をした国会議員を、すぎやん先生は同調したかのような態度を取ったという事が記事でよく取りあげられました。
それ自体とても残念な事ですし、生産性という言葉は人間に生命に使うべきではないと思います。
ただ、これをそもそもイデオロギーに繋げる事が正しいのでしょうか。
保守は性的少数者を否定する思想ではありませんし、一度の失言に目をつけて話を広げ「ドラクエ自体は右翼的な作品だ、けしからん!」とか「存在も許さない!」みたいな、作品の持つ思想自体を否定するような動きの方も非常に良くない兆候です。
逆に考えればショスタコはアカの聴く音楽だから規制すべき!と言われても困ってしまいますしね。
ただ、思想により作品を分別する事もまた完全には否定はしませんが、宮崎駿は極左だから作品は見れない!とか宇宙戦艦ヤマトの西崎義展は極右だから見れない!とか考え方としてとてもつまらないなと思います。
今の自由で開かれた環境でいろいろな考え方に触れるのは何よりとても楽しいし、それをしないのはもったない事だと思いますね。
話を戻して、作曲家というカテゴリーが他の職業と比べて異質なのは、人間は年を取るとどうしても肉体的には衰えていきますが、作曲家は年を取れば取るほど”味”が出て、さらにレベルがあがる事もある稀有な存在だったりします。
来年以降、すぎやん先生の”交響曲第12番”に期待です!
あとver2とver3のオーケストラ音源・・・ゲーム内に実装しやがれください!!(´・ω・`)
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