オーストリア・ハンガリー帝国とドラクエ10職格差問題

※旧ブログからの引っ越し記事です 内容は当時のままですのでご了承ください

いろいろ資料を釣っていたら面白い画像があったので、載せときます。

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これは国マニアの研究対象として大変興味深い、オーストリア・ハンガリー二重帝国の末期を表した風刺画です。

帝国は一応ドイツ人が支配階層ではあるものの、人口比率はわずか2割。二重帝国の片割れのハンガリー、チェコ、スロバキア人、セルビア人、クロアチア人、スロベニア人、ボシュニャク人、ポーランド人、ウクライナ人、ルーマニア人、イタリア人、ユダヤ人・・・etc

その民族が、自分たちの権利拡大の主張合戦を観覧車に例えたのがこの画像です。
どこかの民族の地位が上がれば、相対的にどこかの民族の地位が下がる・・・。

嗚呼、栄光のハプスブルク帝国は何処へ。しかし、各民族が独立を主張するかと言えば、一概にそうとも言えず、あくまでも帝国内での権利拡大を目指していたんです。

さて、WW1の後、諸民族はめでたく正義の連合国様に解放されたのですが、帝国の崩壊後、民族自決により血みどろの歴史と不幸のどん底が彼らを待っていました。
オスマン帝国とあわせて地図を見てくれれば100年経っても不幸が消えないことがお分かりになると思います・・。

なんの話をしているかって・・・?ドラクエ10の話ですよ!!

実はこの二重帝国の民族問題とドラクエ10の職格差問題は物凄く似ているのです。
先ほどの画像をドラクエ10用にカスタマイズしてみました。

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驚くべきことに、全てぴったし嵌りました。

これは・・・予言の画像だったのか!!!

ちなみに順番については主観ですので、まぁだいたいこの位置にいるんじゃね?程度の認識でお願いします。ひとつの職業を修正すれば、どこかの職業が没落する。

まさにこの観覧車状態ですよね。今のドラクエ10の職バランスは・・・悪いですよ!個別で言いたいことは山ほどありますが・・・。


MMORPGにおいての職格差の根本から是正するなんてムリなんですよね・・・。

しかし、そうは言っても今のドラクエ10は自ら滅びの道へ突き進んでいるのではないかと思ってしまうのです。なぜかといえば、PTの椅子が四つしかないのに、職業が次々に増えていってます。いうなれば、二重帝国に民族を次々に増やしている状態です。

考えるだけで恐ろしい・・!!

もちろんドラクエ10のジョブシステムはいつでも、どこでも転職することが可能ですので、この”民族問題”を回避することができます。

逆にいえば、俺は武闘家!私は賢者!なんて事をロールプレイングが好きな人はドラクエ10の育成システムにはあまり向いていないといえます。ドラクエ10のジョブシステムを好きになるためにはジョブを基にしたロールプレイングをしてはいけません。

ご存知の通りですが、そのロールプレイングをしない方が良いドラクエ10の育成システムは、いろいろな職業をするには不向きになりました。
ちょっと何言ってんのと思うかも知れませんが、話しを続けます。

それは宝珠の実装ではありますが、そこまでは別に良いでしょう。まぁある程度職業に思い入れを持って欲しい、ロールプレイングしてほしいみたいなニュアンスならば、それはむしろ歓迎すべき点であるとさえ思います。

ところが、その後なぜか職をしばるルールを乱発してしまったのです。なぜか占い師でしか行けないコンテンツも作ってしまいました。
どこかの宇宙人に脳移植でもされたのか、派閥争いをしているのはわかりませんが、このMMORPGの根幹が度々揺れ動くのはいったいなんなのでしょうか。

・・・いったんジョブを制限するかのような政策をして、”民族意識”を高めておいてそこから縛りを実装するという恐ろしい行為をやってのけています。
ドラテン帝国を崩壊に陥れたい、極めて優秀なスパイが開発に紛れ込んでいるのではないか・・!?

はあ・・普通にしていればいいのに、なぜあえて自分の体を雁字搦めにしたいのか・・・悲しくなってきます。(´;ω;`)

さて、ここまでは現状の再確認です。
この状態を楽しんでいる人を否定するつもりはありませんが、ジョブを自由にさせるか、ジョブを制限するか。どちらに進むべきなのか考えます。

グラフ

ドラクエ10の育成要素を無理やりグラフにするとこんな感じだと思います。
最近の傾向としては、とにかく複数の職をやることのメリットが増えていますので、レベルも重要になってきていますね。

この図では、ver3後期が一番バランスが取れているように見えますが、どちらの長所も欠点も抱えるので、バランス取りが大変難しいといえます。

ジョブを自由にさせるというのは、”ドラクエらしさ”らしいです。それに対して、ジョブの制限はMMORPGらしいものになります。

個人の意見を言えば、ドラクエ10はMMORPGです。したがって、ver3でせっかくロールプレイング感を演出できたのですから、その路線であるべきだとは思います。

しかし、いきなり話を折ってしまうのですが、残念ながらどちらにも寄せられないのではないかと思います。

例えばジョブを自由にさせるなら、宝珠は完全に蛇足です。ジョブを制限するやり方に戻すのも同様で、今までの方針を変える必要があります。自分の間違いを認められる程の裁量があるなら、こんな状態にはなっていません。

となれば、現状を土台にするしかありません。

賛否は置いといて、ジョブのバランスを少しでも改善したいのならば、まずは席自体を増やすことが考えられます。Wiiがなくなる事によってこれが実現できるかわかりませんが、PTの枠が6に増えて、ジョブが被らないことのメリットを設ければ、とりあえず席自体を増やすことができます。

後は役割を増やすことですね。

今のドラクエ10のバトルはあまり個性がなく、例えば、かつては単体火力の武、範囲の魔みたいにDPSでも棲み分けが出来てはいたんですが(初期のピラくらいですが)、現状のコンテンツはボスボスボスボス。例えば火力だけをとっても、近距離と遠距離しか概念として存在しないので、バリエーションの乏しい戦闘になりがちです。

さすがに一時期よりも役割は増えて、例えばレンジャーや盗賊など活躍する機会は増えましたが、まだまだ少ないと思いますね。

例えばピラミッドのようなコンテンツだったら、道中をいかにスムーズに進んでいくか、あるいは、MPの管理だったり、多数迫る敵を防ぐような事が出来れば、それぞれの職業に役割を持たせやすくなります。

とにかく今のように、役割が僅かにしかないのに、ジョブを増やすばかりでは、結局「新しく実装されたのだから、なんとかこの職を使えるコンテンツを用意しないといけない・・・。
そうだ、この職しか遊べないコンテンツをつくろう!」
なんてお間抜けな発想しかできなくなり、ロールプレイを真面目に楽しんでいる人ほど、不幸が襲い掛かってくるのです。

まとめ


MMORPGの職格差はリアルに例えれば、二重帝国の民族問題と考えよ!
今の状態で次々にジョブを増やすのは危険。
自分が好きなジョブが強くなって欲しいのは多くの人が思っていることでエンドレス。
PTの最大人数を増やしたり、必要な役割を増やすなどして、席をとにかく増やすことの方が建設的な話しなのではないか!(´・ω・`)

以上です。

mesa3

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