DQ10英雄伝説 「青山TD」

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青山公士 (あおやまこうじ)

現DQ10 テクニカルディレクター。 技術面の取りまとめを行う、縁の下の力持ちとは、まさにこの人。
東京工業大学卒業。

愛称は特にないが、主に青山さん、青山テクニカルディレクターと呼称されることが多い。
蔑称は少ないが、ヘパイトス青山というものが確認されている。

提案広場のアイコンから「たけやりの人」と広く認知されている。
また「栄光民に認められた男」 「おれたちの青山」と呼ばれることもある。

妻子持ちで、時折ツイッターで幸せな家庭の一面を見せる。

スクウェアエニックス入社以前は、北海道のハドソンでプログラマーとして、ボンバーマンなどの開発に携わる。
若手ながら開発インタビューに答え、同社所属中に「自動番号割り当て」というシステムの特許を得たり、
優れた能力を発揮していたと思われる。

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↑ハドソン在籍時代の若かり頃の青山TD。

なお、現FF14PDの吉田氏もハドソン出身のクリエイターである。

青山氏はハドソンを退社後、スクウェア・エニックスに入社。
藤澤D曰く、「一番長く会社に居る」という発言の通り、よーすぴを除き、現開発陣では最古参のようだ。

ドラクエ10の開発に携わる以前は、FF11のプログラマーとして活躍していた。

FF11では、PlayOnline、エンタテインメント・ネットワークサービス、通称POLと言われる、FF11の重要なシステムを開発した中心人物である。

スクエニの和田政権下に行われた世紀の愚作と言われる、技術者の大量解雇からも生き残り、経験、実績など高く評価されていると思われる。

ドラクエ10開発初期

DQ10の開発においては、テクニカルディレクターとして、ディレクター、プランナーの様々な要望を形にするのが役割であり、藤澤Dが推進した移動干渉の仕様、いわゆる相撲システムを実現させた。

この相撲システムは、自キャラの位置、敵キャラの位置を同期させる必要があり、ネットワークの負荷が極めて大きいことから、実現自体が難しいのではないかと指摘されていた。

実現のために青山TDとそのチームの力量を持ってして「銀行が使うであろうサーバー」を導入をすれば可能であると提案。

これに対して、資金面の取り締まりを行う、プロデューサーのよーすぴは承諾。
「枕を濡らしながら」の判断という相当の金額を拠出することになったが、これによりドラクエ10のバトルシステムは完成に漕ぎ着けることになる。

ドラクエ10ではバトルの処理を担当するためだけのサーバーを導入しており、MMORPGの常識では極めて異例のようだ。
よーすぴの判断力と青山氏の高い技術力が良い結果を出した例のひとつといえる。

ドラクエ10では、今やほとんどの機能が”あたりまえ”に見えてしまっているが、様々な革新的なシステムが盛り込まれている。

そのひとつがサーバー移動の自由化で、従来のオンラインゲームでは、たとえ同じゲームを遊んでいても、サーバーが違えば共にPTを組むことはできなかった。
しかし、ドラクエ10ではこの問題を解決し、自由にサーバーの移動が可能になっている。

また、批判の槍玉に上がることが多いメンテナンスだが、これも従来のMMORPGとは異なり、
サーバー全てをシャットダウンするのではなく、一部をシャットダウンして順番に回すという、”輪番メンテ”ともいえる方法を実現しており、プレイヤーの負担を最小限に抑える努力を行っている。

ドラクエ10の開発初期において最大の懸案は、ドラクエ9の開発に注力するための、藤澤Dの長期開発離脱であった。

この離脱によりドラクエ10のディレクターは吉田直樹氏へと受け継がれた。
青山TDはドラクエ10の開発に留まるも、大黒柱を失ったプロジェクトは次第に混迷を来たすことになる。

藤澤Dの復帰後は、吉田体制を踏襲する開発体制を取っていたが、青山TDは違和感を隠しきれず、

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「あなたが方向性を示せないんだったら、このプロジェクトは絶対に失敗する!」
と藤澤Dに迫った。

当時のことを藤澤Dは「温厚な青山TDに言われ、頭を殴られるようなショックを受けて、ようやく気づくことができた」と回想している。

この事から、ドラクエ10は多くの点の作り直しを要求されることになってしまうが、今日のドラクエに至るための重要な分岐点と見ることが出来る。

一説には、吉田直樹氏との確執を指摘する声もあるが、確証がある訳ではなく真相は明らかでない。

青山TDが居なければ、今のドラクエ10は大きく形が変わっていたかもしれない。

技術者として、リーダーとして


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画像出典 CEDEC2013

ゲーム開発者向けの技術説明会であるCEDEC2013に参加するなど、社内に留まらず、その技術を発信する立場にもある。

しかし、CEDEC2013ではRMT利用者とそれに関するBOT問題などへの対策を講演したものの、
RMT利用者には厳しい態度を取ると明言しておきながら、実質的には数日間の停止処分程度なのではないか、という指摘もある。

また、BOT問題は後手後手の対策となり、2015年現在でも、いたちごっこに終止符を打つことはできずに、対応は遅れている。

ただし、これはRMTをさせ易いゲームデザインにも問題があり、一概に青山TD含めた技術陣を批判することはできない。

基本的には藤澤Dやりっきーといったプランナー的な人間の要望を聞く立場にあり、ユーザーからのヘイトを買うことは少ない。

青山TD曰く、藤澤Dとりっきーと相当「無理難題を言ってくる人」と言明しているが、同時にユーザーに対しては「技術的な事は気にせず、思ったことをそのまま提案してほしい」と発言しており、技術者としての志の高さも覗かせる。

また、様々な実績があるのにも関わらず、他の優秀なプログラマーが居てからこそ実現したものとして、テクニカルディレクターとして公正なリーダー像も持ち合わせている。

たけやりの人時代 ver1期間のエピソード



ユーザーからはサービス開始直後から、提案広場の回答者としてたまに出現する程度であり、謎の人物扱いであった。

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提案広場で使われるアイコンは「たけやりへい」

本人も、たけやりへいに思い入れがあり、なかまモンスターとして実装された時は、すぐになつき度を上げるなど、大変お気に入りの様子。

ver1期間のエピソードとしては、夏のイベントにおいて、退社後に急激に負荷が増したことから、駅のホームで三時間に渡ってメンテナンスを行うという、壮絶な出来事を後に語っている。

3DS版の失敗

ver2期間では満を持して発売された3DS版は大きなトラブルを巻き起こしてしまう。
文字が見づらい、ラグがひどい、そもそもゲームとして成立しないなど、各地から批判が殺到した。

これには未成熟でもあったクラウドシステムや、ユーザーの理解にも問題があったことは事実だが、最終責任者として青山TDは事態を重く見て後に謝罪に至ることになる。

ドラクエ10だけでも、様々な実績を残している青山TDにとって、唯一の失策らしい失策という声もある。
3DS版は現在でも評価は低く、文字が見づらいという問題点は、いまだに解決に至っていない。

とはいえ、クラウドは既に安定しており、通常のプレイであるならば問題なくプレイすることは可能のようだ。

ドラクエ10TVでの活躍



技術面の取りまとめを行う立場から、ドラクエ10TVでの初登場は遅く2014年10月の第八回目の放送であった。
この時に相撲システムやタイムラグによる処理といった技術面での解説を行ったが、多くの視聴者を静寂な夢の世界へといざなかった。

それまでユーザーの間では「たけやりのナゾの人」扱いであり、はじめて姿を知った者も多かったが、
予想に反してのダンディーな姿に女性視聴者とその他etcの評価は大きく上がった。

この放送では、技術面の話に終始し、自分を語ることは少なかったが、続く2014年12月23日に行われたドラクエ10TVよーすぴサンタの放送では、差し入れとして純米酒「栄光」を持参。

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「ドラクエ10といえば、某所で栄光民とよばれている人たちにちなんで」と発言。
視聴者はじめ、栄光の本スレ民を驚かせる離れ業をやってのけた。

さらに、当時同時接続者数など憶測の域を出ず、しばしばDQ10、FF14、PSO2など同接の人数について議論があり、三つ巴の様相を呈していたが、青山TDが持参したグラフに基づき、よーすぴが17万人の、国内随一の接続数と発言。

このことから、ドラクエ10が他を圧倒していることが判明し、国内最大MMORPG論争を収束にいたらしめる結果になった。

青山TDの出演としては以上二回に留まるが、ドラクエ10TVにおいて錬金が奇跡の成功を起こしたり、カジノでのどんでん返しが起こったときなど、時と場合を問わず「青山さん」の名前とともに阿鼻叫喚の声が聞かれることが多い。
ある意味、“名前だけはレギュラー出演”と見ることも出来る。

栄光の本スレ民との関係

運営に批判的、先鋭的な論評目立つ栄光スレにおいては、大型アップデート時のトラブルなどで批判されることは多いが、技術面で多大な貢献や姿勢など、基本的に評価する声が多く「栄光民に唯一認められた男」とも呼ばれる。

また、青山TD本人も、栄光スレの内容をチェックしているというのが定説である。

その根拠として、みちくさ冒険団のBOT使用が明るみになり、批判的な声が運営に集まっていた時期の、2015年7月24日の出来事で、新しく立てられたスレッドの名前が、「ビチクソBOTんXオンライン」と名づけられてしまった。
(本来はドラゴンクエストXオンラインpart~ と名付けられる。)

これに対して青山TDはツイッターで「スレタイ・・・(T_T)」で発言した。

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この事から、青山TDは定期的に内容をチェックしていることが、確定されたと言って良いだろう。

また、本スレに関わらず、技術者というユーザーと遠い存在となりがちな立場にも関わらず、ドラクエ専用アカウントのツイッターを積極的にフォローするなど、実はユーザーにとってもっとも距離が近い存在であるかもしれない。

しかし、ツイッター民の一部の民度はお世辞にも高いとは言えず、個人的な救済などを直接本人を求めることがよく見られ、既に見慣れたいつもの光景になりつつある。

また、不祥事という程のものではないが、時折辛らつな発言をすることもある。


運営の主要メンバーでありながら、顔アイコンが制作されていない。
僭越ではあるが、当ブログ独自調査によって、アイコンらしきものを制作した。

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総評

ドラクエ10の技術的な司令塔として、現開発には無くてはならない人物であり、さまざまなドラクエ10の新しい要素を実装した功績はあまりにも大きい。

ユーザーからの人気も高く、今後もテクニカルディレクターとして、ドラクエ10を支えて欲しいという声は圧倒的に多い。

その一方で、ドラクエ10はFF14に比較して、例えば飛竜の仕様など技術的に遅れている部分もあり、今後も断続的なゲーム仕様の修正が求められているのも、また事実である。

ディレクターとして推す声もあるが、既にテクニカルディレクターという技術部門のトップであり、またプランナー的な性格が強いディレクターとは畑違いといえる。そのため、現実的な意見とは言い難い。

ドラクエ10に、この人あり。

今後もドラクエ10の屋台骨として、幅広く活躍が期待されている人物であるといえるだろう。

DQ10英雄伝説は一旦企画として終わったかなーと思っていたのですが、この人は取り上げなければと思い、
僭越ながら、青山TDの記事を書かせていただきました。

DQ10英雄伝説は今後どうなるか未定ですが、このブログで一番の人気コンテンツなので、今後も続いていくかもしれません。

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